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書評:『朝鮮大学校研究』 産経新聞取材班

評価:
産経新聞取材班
産経新聞出版
¥ 1,404
(2017-06-02)

朝鮮大学校について知りたくて読書。

朝鮮大学校卒業の知人(30代と40代が多い)がいて話を聞いたりしているとそれほど異常な学校生活や教育という印象は受けない。しかし、学生の立場と長期的な目標を持って教育する運営側である教育者、関係者の立場と2つを分けて考える必要がある。

日本にあって、日本の法律の下で運営されている教育機関が、日本の利益を損ねる活動や教育をしていることは他の国では許されるのだろうか。在日朝鮮人の問題を知らいないような諸外国の人間が見るとテロリスト養成学校と考える人もいるのではないだろうか。

「朝鮮大学校と朝鮮総連は一体」と本書では繰り返し述べている。
朝鮮大学校は朝鮮総連を支える人材を再生産するために学校なので当然と言える。

本書で紹介されている在日朝鮮人の人数の減少傾向を考えると遠くない将来に朝鮮大学校や朝鮮学校は姿を消すと思われる。朝鮮大学校が創立されたときの意義はすでに失われていて、もはや北朝鮮は関係なく総連の維持のためだけに存在しているのかもしれない。

在日朝鮮、韓国人の知り合いも多数いるが、在日社会をよくしたい、社会的な地位を上げたい、差別をなくしたいという気持ちは理解できる。家族や友人を大切にしたいという思いの延長だと思えるから。同じように母校を誇り思う氣持ちも十分に理解できる。しかし、だからといって北朝鮮の指導者を崇拝する氣持ちになれるのかは、一致しないのではないか。

民族教育や朝鮮語を学ぶことは重要だし、日本国内で続けてもいいと個人的には思う。しかし、特定の指導者や思想、価値観を押し付けるのは、宗教と同じではないか。問題に向き合って抜本的に改めて欲しいが、それを帰国事業を総括できないような組織にできるとは思えない。

結局、朝鮮大学校や朝鮮学校が変わるためには外からの圧力しかないのか。

巻末の朝鮮高等学校の生徒手帳2001年からの抜粋を読んで愕然とした。
こんなカルトのような刷り込みをしたら最終的に生徒や学生たちが日本社会に溶け込めず悩んでしまう人間となり、最終的に生徒や学生が一番の被害者になってしまうのではないかと冷や汗をかく。現在、生徒手帳はどうなっているのだろうか。

在日朝鮮人が北朝鮮から朝鮮公民となっている事実は興味深い。現在の韓国出身者が多い在日朝鮮人たちがなぜ朝鮮公民となったかの歴史的な経緯をもっと知りたい。

朝鮮半島解放後に成立した両国が在日朝鮮人たちにとって不運だったことは歴史の不幸。

読書時間:約1時間

本書は知人からいただいたものです。有り難うございます。

JUGEMテーマ:読書

2017.08.31 Thursday | さんみげるK | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark | category:レビュー
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